今回は、2010年4月の世界ランキング8位以内の卓球選手のうち、6人が使用しているNEOスポンジ(粘着テンションラバー)との比較をします。
紅双喜の天極NEO3と、キョウヒョウNEO3(狂豹NEO3)との性能を比較し卓球ラバーのレビューをいたします。
テナジー05は、バタフライから発売されているハイテンションラバーです。
姉妹品として、テナジー64とテナジー25が販売されていて、テナジー05FXも販売予定です。
飛距離は、
短い テナジー05<キョウヒョウNEO3<天極NEO3 飛距離が出る
ドライブのスピードは、
遅い 狂豹NEO3<天極NEO3<テナジー05 速い
スピードドライブは、
打ちにくい 狂豹3NEO=テナジ05<天極NEO3 速い
ボールの表面を薄く擦るドライブは、
打ちにくい テナジ<<天極ネオ3<狂豹NEO3 打ちやすい
厚く当てた場合のサーブとドライブの回転量は、
やや多い テンキョク3NEO<狂彪3NEO<テナジー05 多い
薄く当てた場合のサーブとドライブの回転量は、
打ちにくい テナジー05<<テンキョク3NEO<狂彪3NEO 多い
相手が打ったボールへの回転の影響の受けやすさ
扱いやすい 天極3ネオ<<狂彪3ネオ<てなじー05 多くシビア
ストップとツッツキとサーブの長短
短く出しやすい 天NEO3<狂NEO3<テネジー05 長くなってしまう
スマッシュおよびフリックのスピードは、
遅い テナジー5<キョウヒョウネオ3<テンキョクネオ3 速い
スマッシュおよびフリックの安定感は、
安定しない テナジー05<狂豹NEO3<<天極NEO3 安定する
打球時の卓球ラバーの硬さや柔らかさは、
ソフト テナジー05<天極3NEO<キョウヒョウ3NEO ハード
重さは、
軽い 天極NEO3、キョウヒョウNEO3<<テナジー05 重い
評価
三種類ともスピードとスピンの性能が高く、素晴らしいラバーといった感想です。
普通のドライブなら、テナジー05が回転量が多いです。
薄くこする回転量豊富なドライブなら、キョウヒョウNEO3が打ちやすいです。
スピードドライブなら、天極NEO3が打ちやすくスピードと回転量があり安定します。
スマッシュとフリックは、テナジー05と狂彪NEO3はあまり安定しませんでした。
テナジー05は相手の回転の影響をもろに受けてしまう上に、ラバーにボールがよくくいこむので、特にスマッシュが安定しませんでした。
全体的な扱いやすさは、天極NEO3が台上のツッツキやストップが短く出せる上に、ドライブやスマッシュなど万能で使いやすいです。
キョウヒョウNEO3は硬く、ややクセがあります。
テナジー05は癖があり、台上がシビアです。
卓球ラケットとの相性について、三種類ともやや弾むミッドファーストぐらいのラケットに貼ると扱いやすく感じました。七枚合板の木材ラケットややや弾むカーボン、アリレートカーボンやZLカーボン(ZLC)などの卓球ラケットです。
安定感を求めるなら、ミッドのコントロール重視の木材ラケットにすると良いです。
さらにスピードを求める中上級者の方は、ファーストの弾むカーボンラケットでもよいかもしれません。
上記の卓球ラバーを使用する卓球選手は。
テナジー05は、ティモボル選手(2010年4月世界ランキング5位)が卓球ラケットのティモボルスピリットとティモボルALCで使用です。
天極NEO3は、王皓選手(2009年男子世界ランク1位)と郭躍選手が使用です。
キョウヒョウNEO3は、馬龍選手(2010年男子世界ランク一位)と張継科選手(2010年4月世界ランキング6位)、劉詩文選手(2010年女子世界ランク1位)です。