ローズウッドXOの卓球ラケットのレビュー
ローズウッドXOの卓球ラケットの性能や特徴をレビューします。様々な視点から分析し、総合的に評価したいと思います。
ローズウッドXOはスティガから発売されている卓球ラケットです。
木材5枚合板のドライブ攻撃型用の卓球ラケットです。
ローズウッドXOとローズウッドNCTVの卓球ラケットの違いを比較
ローズウッドXOには、「ローズウッドNCTVの外板を約4年間寝かせた。それにより、従来のローズウッドNCTXよりも弾みを若干増した。」という説明書きです。
ローズウッドNCT5はスピードとスピンが高次元に両立されているので、ローズウッドXOを試打するのはとても楽しみです。
ローズウッドXOの卓球ラケットにテナジー64FXとブライススピードFXの卓球ラバー
ローズウッドXO中国式ペンとローズウッドNCTVFLの卓球ラケットの両方に同じ卓球ラバーを貼りました。
フォア面にテナジー64FXと、バック面にブライススピードFXの卓球ラバーです。
どちらも軽量なので、重くて振り遅れるような事が無いです。
ローズウッドXOとローズウッドNCTVの卓球ラケットレビュー
ローズウッドXOとローズウッドNCTVの各性能を比較し、卓球ラケットのレビューをしていきます。
飛距離は、
弾まない ローズウッドXO<NCTV 飛距離が出る
スピードは、
遅い ローズXO<ローズNCTV 速い
打球時の板の硬さや柔らかさは、
ハード ロウズウッドXO<ロウズウッドNCTV ソフト
しなりは、
硬い XO<NCTV しなる柔らかい
回転のかけやすさ
球離れが速い XO<NCTV ボールに回転かけやすい
重さは、
軽い ローズウッドXO80g<ローズウッドNCTV85g 重い
ローズウッドXOはコントロールが良くNCTVはスピードとスピンが良い卓球ラケット
ローズウッドXOはコントロールが良く、NCTVはスピードとスピンが良い卓球ラケットと書くと、ローズウッドNCTVの方が良いという結論と思われがちですが、評価は違いました。
評価
ローズウッドNCTVの卓球ラケットは、スピードとスピンが素晴らしい卓球ラケットという感想です。
スティガのラケットは中国選手ナショナルチームが使用するだけあって、本当に高性能です。
しかし、NCTVで試打を繰り返しているとカウンタードライブやブロックが少し思った場所にいかないと感じました。
ローズウッドNCTVはかなりソフトでしなりが大きく、サーブとツッツキやドライブに強烈なスピンを生み出します。
そのしなりが大き過ぎるのか、ツッツキやカウンタードライブなどレシーブや返球は少し難しく感じました。
ローズウッドXOはややハードで、NCTVよりもスピン性能はやや控えめです。
そのしっかりとした硬さのおかげで、カウンタードライブやブロックがしやすいです。
非常に強烈な回転のドライブが来た時に、ローズウッドNCT5は柔らか過ぎて回転をもろに受けてしまいオーバーミスすることがありました。
ローズウッドXOはそういった場面でもしっかりとカウンタードライブで返球できて、ラリーで盛り返せました。
あとはチキータや台上バックハンドドライブの場面で、NCTVはボールを掴み過ぎてオーバーミスしたりしてしまい返球に気をつかいました。
ローズウッドXOではメイス(ALC)のようにいつも通りスイングすると、チキータや台上バックハンドドライブがよく入りました。
ここはNCTVの場合でも、スイングの仕方や角度に慣れていけば解決すると思います。
自分にとっては板が柔らかすぎてしまいレシーブが難しく感じてしまいました。
NCTVの場合は、もう少しハードな卓球ラバーのテナジー05やテナジー80なら良かったかもしれません。
どちらも素晴らしいラケットで、個人的にはどちらも大好きなラケットです。
もしどちらかに決めてと言われれば、今の自分が使用するラバーとの相性という点でローズウッドXOを選びます。
フォアをテナジー05か80にするならローズウッドNCTVを選ぶかもです。
ローズシリーズがどちらも良かったので、ローズウッドNCT7も使ってみたいと思いました。
中国ナショナルチームの許シン選手は、以前ローズウッドNCTVを使用していました。
現在はインテンシティNCTVに移行しています。
許シン選手は、2014年11月度の世界ランキング1位の卓球選手です。
個人的にはローズウッドNCTVはとてもソフト、インテンシティNCTVはややハードに感じます。